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ハロプロお歌ランキング 3.《文学ソング》1

やっと書きます。ハロプロ好きなお歌ランキングその3は「文学ソング」です。詩って文学だよね。だからです。いろいろ考えたけど思い浮かばなかったので、このタイトルにしました。恋愛でもないし...強いメッセージ性のある詞でもない...つまり「その他」です。イメージとしては、Decooブログでつくった「リアルタイム」にまぢ病み〜とか書いてる時の心境を描いたもの...わかりにくい...

 

第20位:『オシャレ!』/松浦亜弥

笑顔が不自然 そんな風にみんな言うわ
意識した事なんてないし
ほっといて欲しいわ
自然と出るのよ 無難な愛想笑い

「不自然な笑顔が自然と出る笑顔である」という一見あべこべで矛盾しているように見えるこの歌詞が、意識してるのかどうかはわからないけれどごく自然でとても優秀な歌詞。

大好きな曲なんですが20位と順位が低いのは、わたしが裏原宿行ったことがほとんどないからっていうただそれだけの理由です。

オシャレをしたなら 街に出て
違う子にでもなったようなメイクして
裏原宿(ウラハラ)あたりで出会った子と
適当に 騒いでBYE-BYE
あだ名しか知らない関係

 

第19位:『人知れず 胸を奏でる 夜の秋』/プリプリピンク

変わらぬふるさと
変わらぬ 台所(だいどこ)食器も
全部を知ってて
慰めてくれる

この曲の聴きどころはまず「台所食器」。しっとり感動ソング風味なのに、台所食器。しかも読み方は「だいどこしょっき」。でもこういう日常のなんでもない風景が「全部を知ってて 慰めてくれる」って書くつんくが、本当に全部を知ってて慰めてくれる。

今だから あんなことも笑えるわ
なんか小さすぎて 不思議
「大好きが」いつのまにか 他の色してた
毎日 乗り越えること 必死だった

時が経つことの美点と欠点が重なりあっているからこそ、この曲はこんなにも穏やか。これは「リアルタイム」ってよりTwitterかな。

 

第18位:『トキメク トキメケ』/モーニング娘。 

悔しすぎるから 踏ん張っただけ
未来があるから 踏ん張っただけ
わかっているから しなかっただけ
先越されたから しなかっただけ
そう こんな感じ

「そう こんな感じ」...って何が?って感じで意味不明だという意見もわかるんですが、もうこの世の中には「そう こんな感じ」としか説明のつかないもの、つけたくないものってあるし、なのにそれを理屈でどうこうしたがるのは結局「整理されたわたしたち」なんです。その「整理されたわたしたち」を演じるのはもしかするとアイドルの役目なのかもしれない。でもそこに抗うのもまたアイドルの役目なのだ。

 

第17位:『でっかい宇宙に愛がある』/モーニング娘。

どんなすごい奴も
孤独は寂しいの?
笑ったなら楽しいの?

この歌は全体的にはまあ優秀な道徳ソングという感じなんだけど、だからこそ突然出てきたコイツが琴線に触れてきます。

こういう「平凡なじぶん」なんかとは違うような「天才」が、感じてることはじぶんと同じなの?という疑問文って他の曲にもいくらか出てくると思うんだけど、このタイミングで出してくるところにグッとくるというか、この曲自体が「そういう」構造になってるなと感じます。こんな倫理的で明るく前向きな子が、「すごい奴」に嫉妬なんかしちゃうの?って。じゃあそうなんだろうなって。みんな丸めておとももちになろうね、みたいな気分になるじゃないですか。

 

第16位:『I miss you』/℃-ute

大人になった そう信じたい
きっといつかは 今の自分を
子供に思う そんな時が
来ると思う 笑うしかない

人っていつ大人になるんだろうか。大人になれば大人になれるんだろーか。でもじぶんが大人になったと「信じたい」というのは、ある種しあわせなことなのかも。それでもやっぱり自信がないから、「きっといつかはこんな自分を振り返って子供だったと思うんだろうな」なんて予防線張って、傷つかないようにして、卑怯で、でもしょうがなくて、ああこの曲、やっぱり大人の歌なんだわと思う。「完全な」大人。

 

第15位:『アレコレしたい!』/Juice=Juice

私が掲げてる 将来の夢
思い浮かべる度
にんまりしちゃうけど
Ah 単位が先

壮大なことを成し遂げるのには、目の前にあることをチマチマこなしていかなければならないと誰かが言ったけど、この詞での「単位」=「目の前にあること」が、たぶん大して将来の役に立つような類いのモノではない(そういう学び方を、主人公はしてない)ってのがミソで、その「単位」に対する「粗末」な感じがめちゃくちゃ良く出た秀逸な歌詞だとおもいます。「将来のために学ぶぜ!!!!いつでも全力!!!」だなんてそんなつんくの歌詞じゃあるまいし。サボりたい夜もあるだろうしねえ。

自分のお小遣いで
コートを買う勇気
他の服が買えない
ことは承知の上よ

それな〜。

 

第14位:『夏 Remember you』/Berryz工房

I'll remember you
思い出の夏となり
女らしく生きる方法が
わかったよな気がした

諦めと希望の歌。つんくの言う「女らしく生きる方法」がどんなものかはわからないけど、わたしはもちろんそれを知ってる。身体的性別が女で、女として育てられてきたんだから。知ってるのだから、実践するのはそう難しいことではありません。それでも、

誰もまだ歩いたこと無い
新しい道を行く

し、

この先も信じたい

し、

孤独なその後に
自分らしく生きる方法に
出会う

のかもしれない。

 

第13位:『リゾナント・ブルー』/モーニング娘。

軽い娘によく見られる
顔のせい?もう慣れたけど

冷めた娘じゃないことだけ
アピールするのもバカらしい

ほんとにバカらしい、世の中に対して盛大に文句を言いたい、助けを求める相手は誰だかよくわかんない、誰といたって幸せなんかじゃないし鬱陶しいだけだし、それでも、

独りの夜を
数えている

 

第12位:『サヨナラ 激しき恋』&『サヨナラ ウソつきの私』/Berryz工房

激しい恋に疲れたわけではないけれど
大人に近づく度思う 「寂しいな」

私がいつか 叶えたい夢と
描いてた恋愛像から かけ離れてく
それも嫌なの

これを「男女の違い」とか言ってしまう浅はかな人間にだけはなりたくないなと思う。

この曲に登場する「あなた」(=私が恋している相手)って、つまり「叶えたい夢」で、「描いてた恋愛像」で、つまり「私」でもある。そうじゃなければ、

あなたの癖も
あなたの声も
大事にしてね

なんて言葉出てくるはずがない。

遠い昔 夢に見ていたのは
温かくって 少しじれったい恋
いつからこんなひねくれた
人生を生きてしまったの

こちらは『サヨナラ ウソつきの私』。いつからって、たぶん『サヨナラ 激しき恋』しちゃった時からじゃないですか...というのは冗談で、この2曲、実はそんなに共通点は、ない...。でもただひとつだけ。『サヨナラ 激しき恋』が断ち切ったのは「私」だけど、『サヨナラ ウソつきの私』がサヨナラしたのは「私」じゃない。作り上げられた「女性像」。

嫌われたくなくて 笑っていた
ウソつきの私 サヨナラ

 

第11位:『SONGS』/モーニング娘。&『THE FUTURE』/℃-ute

生きるのが下手
笑うのが下手
上手に甘えたりも出来ない

恋愛も下手
付き合いも下手
すごく大切にしたいのに

こちらがプラチナ期ど真ん中のモーニング娘。による『SONGS』。サビだけ見ればよくあるつんく説教。でもそこに至るまでの描写がおみごと。ストレートながらも「ネガティヴ思考あるある」。そこからの、

この新しい星の下
翼広げて
自由に羽ばたかなきゃ
生きてく意味ない

という無理矢理のポジティヴ思考で無理矢理の浮上。これは一時的には効果ありますが、何度も続けて行っていると耐性がついてきて更に大きな不安感が襲ってくることがあるので、あまりオススメしません。 

 

時は流れて 2014年。『SONGS』当時のプラチナ期メンバーは道重さゆみん以外全員卒業(さゆちゃんもこのあとすぐ)。モーニング娘。が新時代を迎える中、℃-uteが歌ったのはこの『THE FUTURE』。

自由なのに 羽ばたけない
囲いなんて されちゃいないのに
ただ 良い子のまま
日が暮れてゆく

こちらでも歌われるのはネガティヴな気持ち。でも『SONGS』において「救い」とされていた「羽ばたく」という手段を、『THE FUTURE』では冒頭で否定。

羽ばたけばいいことはわかってるのに、でも羽ばたけない。だって人間には羽なんてないから。℃-uteは羽ばたけないし、羽ばたかない。それならば解決策は、

辛い事を忘れるのが
人間だから
眠れるんじゃないか 眠れるんじゃないか

生きてく人生の中で
今あるその問題点は
きっと忘れ去るだろう THE FUTURE

忘れるしかない。良い事も悪いことも、良くも悪くも忘れてゆく。そしてその先にあるのが「未来」。そういう未来は想像つく。

夢見ることの出来る 未来だから
こんな歌を歌うよ
さぁ輝こう

「未来」をポジティヴに捉えた「SONGS」とは対照的に、

答えはもう出ているんだ
今更引き戻れないんだ
未来しかないんだ THE FUTURE

引き戻れないから、もうしょーがないから、わかっていても、未来に進むしかない。今の悩みなんてきっと忘れちゃうから、大丈夫だから、羽ばたけなくてもきっと眠れるんじゃないか。そうだ。We're ALIVE。寝不足は寝るしかない。それが『THE FUTURE』。

 

 つづく。

 

 

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